投薬治療で変化しない顔面神経麻痺の施術例 選択肢に鍼灸を
「朝起きたら、顔の片側が動かしにくい…」
「口から水がこぼれる…」
そんな経験はありませんか? それは顔面神経麻痺かもしれません。
顔面神経は、顔の表情を作る大切な神経。この神経が麻痺すると、
- 目が閉じにくい
- 口角が下がり、食べ物や飲み物がこぼれやすい
- 味が分かりにくい
- 顔が歪んで見える
といった症状が現れ、日常生活に大きな影響が出てしまいます。病院では、主にステロイド治療や手術が行われますが、「なかなか良くならない…」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時、鍼灸という選択肢があることを知っていますか?
当院の鍼灸施術
顔面神経麻痺に対し、当院では顔だけでなく、手足やお腹にあるツボも活用した、東洋医学の考えのもと鍼灸施術を行っています。
「顔に鍼を刺すのはちょっと怖い…」という方もご安心ください。顔に直接鍼を刺さない方法もございます。
当院では、顔の筋肉や神経に働きかけるツボを、手足やお腹から刺激することで、顔のこわばりを和らげ、神経の回復をサポートします。
- なぜ手足やお腹?:体全体には「経絡(けいらく)」というエネルギーの流れ道があり、顔と繋がっています。手足やお腹のツボを刺激することで、この流れを整え、顔の筋肉や神経に働きかけることができるのです。
- どんな症状に効果があるの?:顔面神経麻痺による味がしない、目が閉じれない、顔の歪みなどに対応しています。
- どれくらいで効果が出るの?:個人差はありますが、多くの方が3回目くらいの施術から「顔のゆがみが戻った!」「コンタクトが入るようになった!」といった変化を感じています。
まずは病院へ、それから鍼灸施術も選択肢に
顔面神経麻痺は、早期の治療が何よりも大切です。「もしかして…?」と思ったら、まずはすぐに病院を受診してください。そして、病院での治療と並行して、または病院での治療で思うような効果が得られない場合は、ぜひ当院の鍼灸施術を試してみてください。
【改善例】ラムゼイハント症候群(顔面神経麻痺)でお悩みの方へ|鍼灸で改善した症例のご紹介
「目が閉じられない」「味がしない」…ラムゼイハント症候群によるお顔の麻痺、諦めないでください
先日、ラムゼイハント症候群(帯状疱疹ウイルスが原因の顔面神経麻痺)と診断された方が、当院にいらっしゃいました。
病院で処方されたお薬を1ヶ月間飲んでもなかなか症状が変わらず、
- 目がしっかり閉じられない
- 味が分かりにくい
- 口から空気が漏れてしまう
といったお悩みを抱えておられました。
当院では、まず身体全体の調子を整えることから始めます
お薬が効きにくい場合、東洋医学ではまず「胃腸の働き」を整えることが回復への近道と考えます。
お腹や足にある特定のツボ(「大包(だいほう)」や「公孫(こうそん)」など)に、遠赤外線振動治療器(圓振)で働きかけ、脾胃(胃腸)が元気になるよう促します。
この方は施術中にお腹が「グルグル~」と鳴り出しました。これは、滞っていた身体の機能が動き出し、「回復のスイッチが入った」サイン(気が動いたサイン)。普段腸が動かない方ほど、この変化を感じやすいです。このサインを確認しながら、慎重に施術を進めます。
圓振についてはこちら
1を行いながら顔の麻痺部を刺さない鍼で刺激して、この後の施術に反応しやすいように整えます。
これだけではお顔の歪みが戻らないため、運動鍼(うんどうしん)という施術を行います。
足首にある「解谿(かいけい)」というツボに鍼をした状態で、足首を動かしていきます。
不思議な施術ですが、ここと顔の表情筋が連動しているため、顔の筋肉が本来あるべき位置へと自然に誘導され、回復をさらに後押しする効果が期待できます。(顔の位置が正しい位置に戻れば経絡の走行も正しい位置に戻るため)
この患者さんは、当院での施術を4回受けられたところで、
- 味がしっかり分かるように!
- 目が閉じられるようになり、コンタクトレンズも再び入れられるように!
と、日常生活での大きな改善が見られ、「本当に嬉しい!」と大変喜んでいただけました。
もし、あなたも同じような症状でお悩みでしたら…
病院での治療と並行して、あるいは、なかなか改善が見られずお困りの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
一人ひとりの症状やお身体の状態に合わせて、最適な施術プランをご提案し、回復に向けて全力でサポートさせていただきます。




