春に悪化した慢性頭痛・首こり・肩こりの症例|新潟市30代女性
はじめに
春は気温や気圧の変化が激しく、自律神経が乱れやすい季節です。
特に「頭痛」「首こり」「肩こり」など、上半身に不調が出やすくなります。
今回は、そんな春に悪化した頭痛・肩こりに悩まされていた30代女性の症例をご紹介します。
来院時の状態
患者さんは30代の女性で、デスクワーク中心の生活をされており、長年首・肩のこりと慢性的な頭痛に悩まされていました。
これまでに4回ほど別の鍼灸院に通ったものの、「その場では軽くなるけれど、すぐに戻ってしまう」とのことで、
春になって症状がさらに悪化したのをきっかけに、当院に来院されました。
東洋医学的な見立て
このような頭・首・肩に集中する症状は、西洋医学では「筋緊張型頭痛」と呼ばれることが多いです。
一方、東洋医学では「気血水の滞り」や「肝・脾のアンバランス」と捉えてアプローチします。
特に春は“肝”が乱れやすく、気の巡りが悪くなることで、筋膜や腱にこわばりが出やすくなります。
さらに“脾”(消化器)の不調も筋肉の緊張を引き起こすため、この2つの内臓バランスに注目して施術を進めました。
施術内容と変化
初回は、肝経の【太衝】と脾経の【公孫】というツボを使用。
施術中にお腹が「グルグル…」と鳴り出し、内臓の動きが活性化してきたサインが現れました。
その後うつ伏せで首・肩を確認したところ、すでにかなり緩んでいたため、背中には鍼を使わずお灸で巡りを整える方法を選択。
東洋医学では、必要以上に刺激を与えないことも重要と考えています。
最後に仰向けで、顔にある“肩の反応点”を使って仕上げの調整を行いました。
顔は全身の状態が反映されやすく、施術の効果を確認するのに適しています。
施術後には「頭がスッキリして、目まで明るくなった感じがします!」というご感想をいただきました。
現在の状態
現在も定期的に通院されており、
「頭痛薬は使わなくてよくなり、肩こりもほとんど気にならなくなってきた」とのことです。
まとめ
春は肝の働きが乱れやすく、上半身に不調が出やすい季節です。
首・肩のコリや頭痛がなかなか取れない方は、巡りを整えることで改善につながる場合があります。
かわち鍼灸院では、
・刺さない鍼
・ やさしい刺激での全身調整
を中心に、体への負担を最小限に抑えながら整えていきます。
「頭痛が続いていて、薬を減らしたい」「マッサージではすぐ戻る」という方は、
ぜひ一度ご相談ください。
公式LINEから無料相談も受け付けています。


